ツチノコ

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ツチノコ(槌の子)は、日本に生息すると言い伝えられている未確認動物(UMA)のひとつ。横槌に似た形態の、胴が太いヘビと形容される。北海道と南西諸島を除く日本全国で“目撃例”があるとされる。

立ち上がるツチノコの模型
『コレクト倶楽部』(味覚糖、2002年)より

目撃談などによる特徴編集

 
井出道貞『信濃奇勝録』(1834年脱稿1886年出版)に描かれた「野槌」。下記の翠山の画とともに、最も古いツチノコの図像といわれる。
 
畔田翠山『野山草木通志』に描かれた「野槌」
  • 普通のヘビと比べて、胴の中央部が膨れている
  • 通常のヘビには瞼がないが、ツチノコは瞼がある。
  • 2メートルほどの跳躍力を持つ。高さ5メートル、前方2メートル以上との説や、10メートルとの説もある。
  • 日本酒が好き。
  • 「チー」などと鳴き声をあげる。
  • メスの歯はすきっ歯である。
  • 非常に素早い。
  • 高くジャンプする、シャクトリムシのように体を屈伸させて進む、丸太のように横に転がる、尾をくわえて体を輪にして転がる、傾斜を登る時は胴体の前部を支点に後部を左右に移動させながら登る、などの手段で移動する。
  • いびきをかく。
  • 味噌、スルメ、頭髪を焼く臭いが好きなヘビである。
  • 猛毒を持っているとされることもある。

名前編集

ツチノコという名称は元々京都府、三重県、奈良県、四国北部などで用いられていた方言であった。わら打ち仕事や砧(布を柔らかくするために、槌で打つ作業)の際に用いる叩き道具「横槌」に、この生物の形状が似ている、とされることにちなむ。東北地方ではバチヘビとも呼ばれ、ほかにもノヅチ、タテクリカエシ、ツチンボ、ツチヘビ、土転びなど日本全国で約40種の呼称があり、ノヅチと土転びは別の妖怪として独立している例もある。


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