テケテケ

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概要[編集 | ソースを編集]

テケテケとは、下半身が欠損した姿で描写される亡霊、もしくは妖怪の呼び名、またはそれにまつわる話の題名である。

両腕を使い移動する際に「テケテケ」という音がするため、この名で呼ばれるとされている。

「噂話」「怪談」「都市伝説」として語られており、いくつかのバリエーションが存在する。また、カシマさんと同一視されることもある。


北国で、女性が線路に落下し、電車に轢かれて上半身と下半身に切断されたが、余りの寒さによって血管の先が凍り付いて止血され、暫くの間苦しみながら周りへ助けを求めたものの、駅員の判断によってブルーシートをかけられ、女性はその後しばらくして死んだ、という話もある。この話の場合、自分を見捨てた人間を恨んでいるため、足探しではなく、人間の殺戮自体を目的としている。


童謡の「サッちゃん」に4番があるという都市伝説も、エピソードが同じで、北海道室蘭で女子中学生の桐谷佐知子(14歳)が、下校途中に通学路の途中にある踏切の線路の溝に足がはまって、くじいて動けなくなり、そのまま人身事故に遭って、胴体を真っ二つに轢かれて死亡したもの。その際も寒さで露出した内臓や血管が収縮して一時的に出血が停止し、数分間激痛に悶え苦しみながら、自分の下半身を探しながら息絶えたという。そして、その事故を面白がった男子生徒が「サッちゃん」の4番を作り、周りに言いふらすと、男子生徒が足なし死体で見つかったという。このように、「サッちゃん」とテケテケは共通した都市伝説が用いられている。