ヒバゴン

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ヒバゴンは、日本に生息すると言われている、類人猿型の未確認動物のひとつ。1970年代に、広島県比婆郡西城町油木・比婆郡比和町・庄原市(現在は全域が庄原市)の中国山地にある比婆山連峰において目撃された。また、類似する個体が北海道旭川市でも目撃されている。

ヒバゴンの名称は比婆山(ひばやま)からきている。中国新聞庄原市局長の宮尾英夫が命名した。

特徴[編集 | ソースを編集]

  • 類人猿型であり、二足歩行が可能である。
  • 体中が黒もしくは濃い茶色の毛で覆われている。
  • 尻の左半分の毛が白がかっている。またサルのようなタコ(尻の毛の生えていない部分)が無かったという。
  • 顔は逆三角形と報告されている。
  • 目はギョロ目で大きくつりあがっている。
  • 背丈は1.5m程度と小柄な大人くらい。ずんぐりむっくりしている。
  • 体格から推定される体重は85kg程度。
  • 足のサイズは27cm程度。
  • 目撃された個体は単一らしく、片足を引きずっていた。
  • 歩く際に、鳴き声と思われる音を発する事がある。
  • イルカのような鳴き声
  • 稀に胃液を吐くことがある。


正体の可能性[編集 | ソースを編集]

全てのUMAに言えることであるが、何かの見間違いである可能性がつきまとっている。ヒバゴンの場合、ツキノワグマかニホンザルである可能性が高い(ただし地元の人に言わせれば、熊が現れるのはもっと山奥で、ヒバゴンが目撃された地点では熊の餌がないという)。動物学者の今泉忠明は、ヒバゴンはその大きさを除けばニホンザルそのものであり、ニホンザルの老いた個体が群れから脱落し、人里に現れたのではないかと推察している。

真偽不明なるもフジテレビの番組『世界の何だコレ!?ミステリー』(2017年5月17日放映)によると、後年、ヒバゴン目撃エリアで正体が分からない獣の死骸を見つけて撮影・埋葬した住民がいた。「死骸」とされる物の写真は残っているが、住民が死去しているため埋葬地点は不明で、掘り起こしての調査は行われていない。

なお、比婆山にある熊野神社には天変地異があると度々比婆山に現れたと伝わる天御中主尊(アメノミナカヌシノカミ)の姿を描いたという絵巻物が残されており、地元住民の間で「神様がヒバゴンに姿を変えて現れたのでは」と語る者もいた。



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