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<br> '''929 :本当にあった怖い名無し:2012/05/29(火) 21:22:30.66 ID:2Xhb6vxp0'''<br> 自分は子どもの頃から大学に入るまでずっと浜で育ったんだけど、海辺ならではの不思議な話がいろいろあった。<br> 自分の家はその界隈で一件だけ漁師ではなく、親父は市役所の勤め人だった。<br> 砂浜があって、国道があり、その後ろはすぐ山になっていて、その山の斜面にぽつんぽつんと家が建っていて、<br> 浜に漁のための小屋があるようなところ。<br> <br> 自分が小学校頃までは、8月の最初の週、7日の日までは漁師は漁に出ちゃいけないことになっていて、<br> 特に7日の晩から朝までは、子どもは家の外へも出ちゃいけないことになってた。<br> 何でも、沖に『ふだらく様』の舟が来て、外に出ている子どもは引かれてしまうらしい。<br> こういうのは神隠しとか、普通は女の子が危ないんじゃないかと思うけど、<br> 特に本家筋の跡取りの男の子なんかが危ない、という話だった。<br> 大人達は集落の公民館に集まって朝まで酒飲むし、漁師だから喧嘩もする。<br> 夏休み中の子どもは家でおはぎを食べて早く寝る、という日なんだ。<br> ただそんな日でも、国道は少ないながらもときたまは車が通ってるわけだし、<br> 世の中が合理的になったのか、自分が中学校になる頃には行われなくなった。<br> <br> <br> '''931 :本当にあった怖い名無し:2012/05/29(火) 21:23:34.70 ID:2Xhb6vxp0'''<br> それでもやっぱり、8月7日前後は海で遊んじゃいけないとは言われてたんだけど、<br> 中学校2年の8月6日の日の朝に浜に出て、水死体を発見した。<br> 岩場になってるところを歩いていて、外国のブイなんかの漂着物を探していたら、<br> 海中2mくらいのとこに人のお尻が見える。あわてて大人を呼んだ。<br> 引き上げられたのは近くに帰省してた大学生だった。<br> 波で海パンが脱げて、頭を下にして沈んでた。<br> その前日の午後には亡くなってたのだろうと、来た警察の人が言っていた。<br> 自分がまだ当時健在だった爺ちゃんに、『ふだらく様』と水死した人は何か関係があるのか聞くと、<br> 「関係あるかもしれないね、ふだらく様は男が好きだから」という話。<br> <br> その出来事で、自分は子どもながらもすごくショックを受けたんだけど、次の日が8月7日で本来の忌み日。<br> ちょうどテレビで怪談特集とかやってて、自分は見ないで早く寝た。<br> けど早く寝すぎて、夜中の2時過ぎ頃トイレに起きてしまった。<br> その頃は実家も改築する前で、家の外にボットントイレがある状態。<br> トイレは山側なので浜を見ることはないけど、<br> まだ暗い夏の闇の中を裏戸から出て歩いていると、沖の方からドン・ドンと太鼓を叩くような音がかすかに聞こえてくる。<br> 自分はその時、これはふだらく様だから見にいっちゃいけない、と思った。<br> <br> <br> '''932 :本当にあった怖い名無し:2012/05/29(火) 21:24:07.61 ID:2Xhb6vxp0'''<br> 思ったけど、自分は馬鹿だから見に行ってしまったんだよ。<br> そしたら、国道をはさんで沖の方に、板屋根のついた昔の小さな舟が浮かんでいる。距離感がよくわからない。<br> 本来沖は真っ暗で見えるはずがないんだけど、赤い光がその舟を包んだようになってて見えるんだな。<br> 沖は波が荒いのか舟は上下に浮き沈みしてて、よく見ると舟には何本か鳥居がついている。<br> 太鼓の音も小さく聞こえていて、自分を呼んでいるような気がする。<br> しばらく見てるうちにぼうっとしてきて、浜の方に歩き出そうとした。<br> そのとき、国道を大きな音をたてて大型トラックが通って、目が覚めたようになった。<br> もう一度見たら沖の舟は消えていた。<br> <br> まあそれだけの話。怖くなくてすまん。<br> <br> <br>
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